真空成形の仕組み
プラスチックには大別すると、2種類の分類があります。
「熱可塑性樹脂」と呼ばれるものと、
「熱硬化性樹脂」と呼ばれるものです。
熱可塑性樹脂は、熱を加えると軟化し冷やすとそのままの形状で硬化します。
熱硬化性樹脂は、熱を加えて軟化させると化学変化により硬化します。一度、硬くなってしまったものはもう一度熱を加えても軟化しません。(熱を加え続けると燃えます。)
真空成形には熱可塑性樹脂のシート(板)を使用します。
熱を加え軟化させたシートを型に密着させて望みのカタチに変えるのが真空成形です。
このとき、シートを型に密着させるのに型に設けた穴からシート・型間の空気を抜きます。
ゆえに真空成形と呼ばれています。